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最初のコンタクト2013年11月22日
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築20年のハンドカットログハウスの御宅
オールドログハウスと呼ばれるヴィンテージ感漂う外観です。屋根から雨漏りが少しあるのと、スレート(屋根材)がだいぶ劣化してしまい、もう少し持たせたいとのことで、屋根の塗り替えを依頼されました。
屋根に上がってチェックしてみたところ、雨漏りはトップライト(天窓)まわりのコーキング切れがあり、そこからの漏れが疑われましたので、補修処理をしました。
シェットドーマーに回ってみると、驚いたことに、屋根の水切り材が進行方向と逆向きに取り付けられていました。これでは雨水がどんどん躯体内に浸水してしまいます。施主様に報告したところ、数年前に別業者にドーマーの外壁を修理してもらったそうです。壁を剥がす許可をいただき、後日足場を組んで、板金を剥がして作業を始めたところ、やはり腐食して大きな穴が開いており、スズメバチやおびただしい数のカメムシが越冬していました。殺虫剤で駆除して、腐食した破風板と壁板と合板を剥がしました
シェットドーマーの壁の中の断熱材がずり落ちていたので、タッカーでキチンと打ちとめました。
杉合板を下地構造材として打ち付けて
屋根に接する部分は、雨の跳ね返りでどうしても痛みます。合板に水が回らないように水切り材を応用して取り付けて対策しました。
透湿防水シートは、米国デュポン社のタイベックを使用しています。ドーマーの屋根の破風がほとんど出ていないために通気層が取れないのですが、可能な限り通気層を設けました。
更に仕上げ材用の水切りを取り付けました。二重の水切りをつけたことにより、既存の水切りと合わせて三重の「水対策」です
サイディングに採用したのは、腐食しにくいウエスタンレッドシダーです。元々の壁はパイン羽目板でしたが、数年前の別業者は杉のアイジャクリ材でした。
雨が跳ね返る過酷な場所ですから、耐久性の高いものを提案させていただきました
破風板は杉材に交換して、水切りを正しく取り付けました
この御宅にはワンちゃんが居るのですが、警戒心が強くて郵便配達の人にも毎回吠えるのだそう。しかし、僕には吠えませんでした。それどころかすっかり懐いてしまって♪(笑
外壁の塗装にはドイツのオスモカラーを使いました。環境に優しい植物オイルをメインにした系自然塗料です。
明るい色ということで、マホガニー色を採用しました。塗った直後は乾いていませんからテカテカしていますが、乾くとマットな感じに落ち着きます
この日も相変わらず甘えてくるワンちゃん♪もっと撫でて〜〜〜って(笑
一日経って塗装が乾いてきました。
次は屋根の塗装になります。苔や埃をブラシで擦り落とします。
よく専門業者が、ケルヒャーなどの高圧洗浄水を吹き付けますが、屋根の下地まで水が回り込んでしまうので、感心しません。地道にコツコツとブラシをかけました
屋根は20年の間に数回塗装しているようでした。表面の剥がれが著しく、下地密着剤のシーラーを何回か塗って、乾いてから上塗りしました。施主様が思い切って緑色にしたいとのことでしたので、塗りムラにならないように施工させていただきました
トップライトがある面が塗り終わりました。
足場がせっかくある機会で、傷みやすい破風も塗装しました
シェットドーマー側の面も終了しました。ドーマーの屋根から雨が落ちるあたりが特に劣化が著しいです
あとは足場が取れるのを待つだけになりました
もうそろそろお別れです。
別れを感じ取ったのか寂しそうに・・・
足場屋さんに片付けてもらいました
ログ材や妻壁は、施主様が塗装します。
明るい感じになりました♪
オールドログハウスが少し若返りました。寿命がさらに伸びることでしょう
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